💡この記事のポイント
✅移動平均線は相場のトレンドを示す
✅「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」のサインにもなる
✅コインベース・グローバルで検証
✅移動平均線は相場のトレンドを示す
✅「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」のサインにもなる
✅コインベース・グローバルで検証
移動平均線とは
移動平均線でトレンドと売買タイミングを見る
コインベースのチャートで検証
移動平均線と株価のクセを見つけよう
株価チャートを見ると、株価を示すローソク足に沿うように折れ線グラフのような線が表示されていることがあります。これは、ある一定期間の株価の平均値を示す「移動平均線」と呼ばれる線で、相場の方向性(トレンド)を示すテクニカル指標の一つです。
「ある一定期間」を何日もしくは何週間で設定するかによって線の動きは異なりますが、日足であれば「5日、25日、75日、200日」、週足であれば「13週、26週、52週」、月足であれば「12カ月、24カ月、60カ月」の移動平均線が一般的です。
例えば、当日150円、1日前140円、2日前130円、3日前120円、4日前110円の場合は、当日の5日移動平均は130円となります。この平均値を折れ線グラフで繋いだものが移動平均線です。
この移動平均線の傾きで、株価トレンドの判断に活用することができます。例えば、日足チャートを表示し、「5日、25日、75日」という3つの期間を設定した場合には、3本の線が表示されます。この場合、5日線は短期トレンド、25日線は中期トレンド、75日線は長期トレンドを示します。
移動平均線が上向きで推移している時は「上昇トレンド」、逆に下向きに動いている時は「下落トレンド」にあると判断します。また、移動平均線と株価の位置でも株価の勢いを知ることができます。株価が移動平均線より上にある場合は上昇傾向が強く、逆に下にある場合は下落傾向が強いと判断します。これらは相場の流れに乗る「順張り」の指標です。
一方、基本的には、株価は移動平均線に収れんしていくものと考えられていることから、株価と移動平均線が大きく乖離したところは「買われ過ぎ」や「売られ過ぎ」といった「逆張り」のサインとなります。相場の経験則では、5日移動平均線で10%程度、25日移動平均線で15~20%以上乖離したところが売買のタイミングの目安と考えられています。
出所:TradingView
では、実際の銘柄のチャートを使って解説していきましょう。上の画像は、コインベース・グローバル<COIN>の週足チャートに26週移動平均線を表示したものです。これを見ると、株価と移動平均線が大きく乖離したところで下落相場が上昇相場に、上昇相場が下落相場に転換していることがわかります。
ですので、たとえ移動平均線の傾きと株価の位置関係で上昇や下落のトレンドが出ていたとしても、移動平均線と株価が大きく乖離してきた場合には、「相場の転換点が近づいているのでは?」と考えることができます。
コインベースの移動平均線自体は右肩上がりで上昇トレンドですが、株価が移動平均線から離れて上げすぎたり下げすぎたりすると、調整の動きが入っています。このように上昇傾向にある銘柄を買うタイミングを考える場合、移動平均から大きく上方に乖離しているタイミングではなく、移動平均を下回っているか移動平均に近いタイミングで買うと、高値掴みをする可能性を抑えられると考えられます。
移動平均線と株価の動きを検証すると、過去何度も同じような動きをしている銘柄が見つかるはずです。銘柄のクセを見つけることができれば、買いのタイミングや売りのタイミングの参考になるはず。まずは、さまざまな銘柄の日足チャートや週足チャートをチェックしてみてはいかがでしょうか。
記事作成日:2025年9月19日
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