米金利追加利上げ浮上/9月配当の権利取り/経済対策表明へ【今週のマーケット展望】(2023/09/25)
【今週のポイント】
・日米の金融政策はともに市場予想通りで、いったんは買い安心感も台頭
・先週大きく下げただけに、日米の株式市場には自律反発を期待
・ただ、米国10年債利回りの上昇には警戒も必要
・日本株市場は、9月末の配当取りに加えて、経済対策の発表が株価の下支えに
【キーワード解説】
自律反発
◆米国株
◎先週のFOMCでは、政策金利は市場の予想通り「据え置き」が決定
◎ただ、年内の1回の追加利上げの可能性が浮上したことなどで株式市場は下落
◎FOMCという大きなイベントを通過したことで、今週は自律反発の可能性も
◎高止まりしている米国10年債利回りが下がってくるようなら株式市場は上昇へ
◆日本株
◎日銀金融政策決定会合では金融緩和の「現状維持」が決定
◎日米ともに金融政策は市場予想通りで、いったんは安心感につながりそう
◎今週は9月末の配当の権利を取るための買いも予想され、株価の下支え要因に
◎政府による経済対策も表明される予定で、関連銘柄が動き出す可能性も
【キーワード解説】自律反発
◎株価が急落したり、下落が続いているときに「売られ過ぎ」に対する警戒感からいったんリバウンドする動き
◎特に最近の株式市場では、コンピュータ売買が多くなっていることから、極端に同方向への動きが加速するケースがある
◎投資家にとっては、自律反発なのか、それとも本格的な反発なのかを見極めることが重要
◆注目イベント (日本時間)
9月26日(火)
・日本:決算発表(日本オラクル)
9月27日(水)
・日本:日銀金融政策決定会合議事要旨(7月27・28日開催分)
・米国:決算発表(コストコ・ホールセール)
9月28日(木)
・米国:決算発表(マイクロン・テクノロジー)
9月29日(金)
・米国:個人消費支出(PCE)
・米国:決算発表(ナイキ、カーニバル)