GAFAM・テスラ決算/円安/日銀金融政策決定会合【今週のマーケット展望】
【今週のポイント】
・日米の株式市場では企業決算が本格化
・引き続き、中東の地政学リスクには要警戒
・米国では、GAFAMやテスラの決算発表に注目
・日本では、日銀金融政策決定会合および植田日銀総裁の会見に注目
◆米国株
◎先週の米国株市場は、中東の地政学リスクやネットフリックスの決算などを失望し、上値の重い展開
◎決算発表が本格化する今週は、注目企業の決算を受けて関連セクターが動く展開へ
◎特に、テスラ、メタ・プラットフォームズ、アマゾン・ドット・コム、アルファベット、マイクロソフトなどの決算発表に注目
◎4月からの下落が大きいこともあり、中東の地政学リスクや企業決算を注視しながら、基本的には押し目買いスタンスか
◆日本株
◎米国株安や中東の地政学リスクを受けて、先週の日経平均株価は大幅下落
◎外国為替市場では円安進行が止まらず、34年ぶりの1ドル=155円台目前に
◎今週は、企業決算に加え、日銀の金融政策決定会合など、株式市場に影響を与えるイベントが控えている
◎マイナス金利解除に続く、一段の利上げを検討するような日銀の動きが見られれば、株式市場は一時的に下落の可能性も
【キーワード解説】GAFAM(ガーファム)
◎GAFAMとは、巨大IT企業のGoogle、Amazon、Facebook、Apple、Microsoftの頭文字を取った呼び名のこと
◎現在は、グーグルはアルファベット、フェイスブックはメタ・プラットフォームズに社名変更
◎米国の代表的な企業のため、GAFAMの決算はその他の関連企業にも大きな影響を与える
◎最近では、GAFAMにテスラとエヌビディアを加え、「マグニフィセント・セブン」と呼ばれる造語もある
◆注目イベント (日本時間)
4月22日(月)
・米国:決算発表(ベライゾン・コミュニケーションズ)
4月23日(火)
・米国:購買担当者景気指数(製造業よび非製造業PMI)速報値
・米国:決算発表(ゼネラル・エレクトリック、RTX、ゼロックス・ホールディングス、フリーポート・マクモラン、ロッキード・マーティン)
・日本:決算発表(ニデック)
4月24日(水)
・米国:決算発表(テキサス・インスツルメンツ、ビザ、テスラ、ペプシコ、ボーイング)
・日本:決算発表(サイバーエージェント、ファナック、キヤノン)
4月25日(木)
・米国:決算発表(フォード・モーター、IBM、メタ・プラットフォームズ、アメリカン・エアラインズ、キャタピラー、コムキャスト)
・日本:日銀金融政策決定会合(26日まで)
・日本:決算発表(第一三共、MonotaRO、信越化学工業、富士通、ルネサスエレクトロニクス、アンリツ、ディスコ、キーエンス)
4月26日(金)
・米国:個人消費支出(PCE)
・米国:決算発表(アマゾン・ドット・コム、アルファベット、インテル、マイクロソフト、シェブロン、エクソン・モービル)
・日本:日銀政策金利、植田日銀総裁会見
・日本:決算発表(デンソー、エムスリー、小松製作所、日立製作所、日本電気、アドバンテスト、村田製作所、ANAホールディングス、オリエンタルランド、京セラ)