【今週のポイント】
・FOMC(連邦公開市場委員会)を控えたブラックアウト期間で要人発言は少なそう
・ISM製造業景気指数や米国雇用統計などの経済指標に反応する相場に
・国内長期金利上昇で、銀行株や保険株などに注目
・週後半は、来週に控えた日米の金融政策会合を意識した動きに
米国株
◎週末のNYダウは約575ドル高。今週は、直近で大きく下げた分のリバウンドに期待
◎ただ、週後半は、来週のFOMC(連邦公開市場委員会)を控えて様子見ムードも
◎米国はブラックアウト期間入りのため、金融政策に関する要人発言はNGに
◎今週は、ISM製造業景気指数や米国雇用統計などの重要経済指標に注目
日本株
◎米国のNYダウ反発は好材料も、国内長期金利の上昇が株価の重しとなりそう
◎日銀金融政策決定会合を来週に控えて、さらなる長期金利の上昇に要注意
◎金利上昇局面では、銀行株や保険株など、金利上昇メリット銘柄に注目
◎日々の値動きが激しくなりそうで、基本的には下げたところを狙う押し目買い戦略が有効か
【キーワード解説】ブラックアウト期間
◎ブラックアウトとは、金融政策に関する対外発言についての政策委員会内のルール
◎中央銀行の政策メンバーは、政策決定会合の一定期間前に金融政策に関する踏み込んだ発言を禁じられている
◎米国の場合、FOMCが開催される前々週の土曜日からFOMC終了まで
◎日本の場合は、日銀金融政策決定会合開始日の2営業日前から会合後の日銀総裁会見の終了まで
◎ブラックアウト期間は要人発言が少なくなることで、経済指標などに素直に反応する相場になりやすい
注目イベント(日本時間)
6月3日(月)
・米国:購買担当者景気指数(製造業PMI)確報値、ISM製造業景気指数
6月5日(水)
・米国:購買担当者景気指数(非製造業PMI)
6月7日(金)
・米国:米国雇用統計
・日本:景気動向指数(速報値)