【今週のポイント】
・米国大統領選挙の候補者による第1回テレビ討論会がスタートへ
・フランスの政局混乱も日米の株式市場の重しに
・日本では、3月決算企業の株主総会がピークへ
・外国為替市場の円安は日本の輸出関連株にはプラス材料
米国株
◎テレビ討論会が行われる今週辺りから、米国株市場は大統領選挙を意識した展開も
◎現状では、バイデン氏、トランプ氏のどちらが選ばれても株式市場にとってはネガティブ材料との指摘も
◎また、今週末から行われるフランス下院選挙への懸念も相場の重しとなりそう
◎ただ、足元の米国株は強い展開で、大きく下げる場面は押し目買いのチャンスか
◎先行する半導体株が売られ、景気敏感株などの出遅れ株が買われる展開も
日本株
◎今週27日は、3月決算企業の株主総会集中日
◎先週は、株主総会の内容を受けて、ソフトバンクが下落する場面も
◎外国為替市場では再び円安が急伸しており、輸出関連企業には追い風となりそう
◎一部報道では、ETF(上場投資信託)から巨額の資金流出の指摘があったが、これが一巡すれば日本株市場の需給も改善か
【キーワード解説】株主総会
◎株主総会は、会社に関わる重要事項を株主に報告し、検討・決議するための会議
◎決算期末から約3カ月後(定時株主総会)に行われることが多く、3月決算企業が多い日本の場合は、6月に集中する
◎原則、株主総会は単元株以上を保有する株主は誰でも参加できる
◎株主総会のかたちは企業によってもさまざまで、中には経営陣との懇親会やお土産を配っている会社もある
◎株主総会での経営者のコメントなどが株価に影響を与えることも少なくない
注目イベント(日本時間)
6月24日(月)
・日本:決算発表(しまむら)
6月25日(火)
・米国:決算発表(カーニバル)
・日本:決算発表(日本オラクル)
6月26日(水)
・米国:決算発表(フェデックス)
6月27日(木)
・米国:大統領選挙候補者のテレビ討論会
・米国:決算発表(マイクロン・テクノロジー)
・日本:株主総会集中日
6月28日(金)
・米国:個人消費支出(PCE)
・米国:決算発表(ナイキ)
・日本:東京消費者物価指数
・日本:決算発表(高島屋)