【今週のポイント】
・米国の利下げ期待からNYダウは史上最高値を更新中
・今週は、米国雇用統計、ISM製造業景気指数の発表に注目
・日米ともに「弱い9月相場」のアノマリーには要注意
・日本株市場では、自民党総裁選が意識される展開へ
米国株
◎週末の米国株式市場では、利下げ期待からNYダウが史上最高値を更新
◎エヌビディアの決算は、おおむね良好で着地。株価は下落も目標株価を引き上げた金融機関も
◎今週は、米国雇用統計、ISM製造業景気指数の重要経済指標に注目
◎足元の米国株は堅調な推移だが、過去の経験則では9月相場は弱く、注意も必要
日本株
◎週明けの日経平均株価は、米国株高や円安を背景に3万9,000円台乗せでスタート
◎ただ、米国株同様、「弱い9月相場」のアノマリーには要注意
◎外国為替市場が円高ドル安に推移した場合には、輸出関連を含め株安も
◎9月27日の自民党総裁選に向けて、有力候補が掲げる政策に注目が集まりそう
【キーワード解説】弱い9月相場
◎米国株市場では、「9月は株が弱い月」とのアノマリーが有名
◎アノマリーとは、理論的には説明できないが、経験則上、観測されるマーケットの規則性のこと
◎日本株は米国株の動きに左右される傾向が強く、同様に9月相場は軟調な傾向がある
◎11月や12月は上昇しやすい傾向があるので、9月の株安は仕込みどきという考え方も
注目イベント(日本時間)
9月2日(月)
・米国:米国株式市場休場(レーバーデー)
9月3日(火)
・米国:購買担当者景気指数(製造業PMI)確報値、ISM製造業景気指数
9月4日(水)
・米国:決算発表(ゼットスケーラー)
9月5日(木)
・米国:決算発表(シースリー・エーアイ、フューエルセル・エナジー)
・米国:購買担当者景気指数(非製造業PMI)確報値、ISM非製造業景気指数
9月6日(金)
・米国:米国雇用統計
・米国:決算発表(ブロードコム、ドキュサイン)
・日本:景気動向指数(速報値)