【今週のポイント】
・米国の景気減速懸念から、週末の株式市場は大幅下落
・大統領選挙のテレビ討論会で、ハリス氏とトランプ氏が初の直接対決へ
・為替市場の円高推移で、日本株市場は上値の重い展開へ
・自民党総裁選を意識して、有力候補の政策に注目
米国株
◎米国雇用統計が市場予想を下回ったことで景気後退が意識され、週末の株式市場は大幅下落
◎エヌビディア<NVDA>やインテル<INTC>など半導体関連株が大きく下落
◎10日は米大統領選挙のテレビ討論会が予定されており、その内容にも注目
◎FOMC(連邦公開市場委員会)を来週に控え、週後半は様子見ムードとなりそう
日本株
◎週明けの日経平均株価は、米国株安や為替の円高ドル安を背景に大幅安で取引を開始
◎円高が止まらないようなら輸出関連企業が売られ、株式市場は上値が重い展開に
◎自民党総裁選を意識し、有力候補者の政策に関連する銘柄が動きそう
◎引き続き、株式市場の値動きが大きくなりやすく、株価の急変動に要注意
【キーワード解説】テレビ討論会
◎4年に1度の米国大統領選挙では、二大政党の候補者が選挙までに3回のテレビ討論会を行う
◎10日に予定されているテレビ討論会は2回目となり、ハリス氏とトランプ氏が初の直接対決へ
◎テレビ討論会は、米国大統領選挙の流れを決める大きなイベントとして注目される
◎各候補の政策や発言に関連するセクター(業種)や銘柄が人気化する傾向がある
注目イベント(日本時間)
9月10日(火)
・米国:大統領選挙テレビ討論会
・米国:決算発表(オラクル)
・日本:決算発表(三井ハイテック)
9月11日(水)
・米国:消費者物価指数(CPI)
9月12日(木)
・米国:生産者物価指数(PPI)
・日本:自民党総裁選告示日
・日本:決算発表(セルソース、プレミアアンチエイジング、ダブル・スコープ)
9月13日(金)
・米国:決算発表(アドビ)
・日本:決算発表(ヤーマン、エイチ・アイ・エス)