循環物色
◎循環物色(じゅんかんぶっしょく)とは、マーケットで買われて活況となる銘柄や業種が移り変わる状態のことです
◎循環物色が活発になると、投資家は利食い売り(利益確定)を行いながら次の銘柄や業種を探して資金を移動させるため、相場全体が順回転し活気づきます
◎例えば、自動車メーカーの業績が好調で株価が上昇した場合、その影響が関連する部品メーカーや工作機械メーカーなど、関連業種や銘柄に波及していくことがあります
◎他にもハイテク株など成長株と安定的なディフェンシブ株などの割安株が、交互にどちらかが動けば片方は休む、といった循環物色もあります。
◎このように、最初に注目を集めたテーマや業種から次々と物色対象が移っていくのが循環物色の特徴です
◎また、物色の流れが一巡するまで市場全体が上昇傾向を維持し、一巡後は調整局面に入ることもあります
◎循環物色の流れを捉えるためには、関連業種や銘柄の繋がりを把握し、市場のテーマや注目ポイントを意識しましょう