材料出尽くし(ざいりょうでつくし)
◎材料出尽くしとは、株価に影響を与える材料(決算発表や新製品発表など)が十分に織り込まれ、株価の変動が鈍くなる状態を指します
◎好材料出尽くし(こうざいりょうでつくし)の場合は株価の上昇が鈍化し、逆に悪材料出尽くし(あくざいりょうでつくし)の場合は下落が緩やかになる傾向があります
◎好材料出尽くしでは、相場が反落に向かう場合が多く、悪材料出尽くしでは、相場が反発することがあります
◎例えば、決算が不安視され決算発表に向けて株価が下落していた場合、実際によくない決算が発表されると株価が反発上昇するケースが悪材料出尽くしとなります
◎例えば、新製品発表の期待から株価が上昇していた場合、実際に新製品が発売されると株価が下落するケースが好材料出尽くしとなります(好材料の場合は「材料出尽くし」と言う場合もあります)
◎また、好材料悪材料ともに「織り込み済み」と言われる場合もあります