NYダウ
◎2024/11/6(水)終値43,729.93ドル+1,508.05ドル
◎米大統領選でトランプ氏の勝利となり、減税や規制緩和への期待感から前日比+3.57%の大幅高となりました
◎トランプ氏の勝利とともに連邦議会選で共和党が上院の過半数を確保し、下院も民主党をリードしていることで、政策の実現性が高まり幅広い銘柄が買われました
◎共和党が大統領と上下両院の過半数を押さえる状態を「トリプルレッド」と呼び、政権運営の先行きを見通しやすくなったことが好感されました
◎トランプ氏は大統領選で減税延長など米経済を押し上げる政策や規制緩和を訴えていたことから、景気に敏感な金融株の上昇が目立ちました
◎NYダウ採用銘柄では前日比で、ゴールドマン・サックス・グループ<GS>+13.09%、JPモルガン・チェース<JPM>+11.54%の大幅高となりました
◎また、トランプ氏は暗号資産(仮想通貨)への支持を表明しており、規制緩和が進むとの思惑から、コインベース・グローバル<COIN>は前日比+31.11%の急騰となりました
◎さらに、大統領選でトランプ氏を支援したイーロン・マスク氏が率いるテスラ<TSLA>も+14.75%の急騰となりました
◎そのほか、反トラスト法(独占禁止法)や大型M&A(合併・買収)への規制が緩和されるとの期待で、エヌビディア<NVDA>+4.07%、アルファベット<GOOGL>+3.98%、アマゾン・ドット・コム<AMZN>+3.8%の上昇となりました
◎一方、トランプ氏が示唆する関税引き上げによる悪影響が不安視され、ナイキ<NKE>-3.41%、ホームデポ<HD>-2.92%、プロクター・アンド・ギャンブル<PG>-2.84%の下落となりました
◎NYダウは8月5日安値38,499.27ドルから10月18日高値43,325.09ドルへ上昇。その後は11月4日安値41,647.30ドルまで下落しましたが、この日は一時43,778.78ドルまで上昇し史上最高値を更新しました
【関連記事】
・【株価が動いた理由】テスラ(11月6日)
・【株価が動いた理由】コインベース・グローバル(11月6日)
・長期資産形成のための「キャピタル世界株式ファンド(DC年金つみたて専用)」のご紹介
・【2024年11月】米国株&日本株 配当利回りランキング