【株価が動いた理由】東京エレクトロン

東京エレクトロン＜8035＞

◎2024/6/11(火)終値35,560円+780円

◎米国上場の主要な半導体関連30銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数（SOX指数）が10日に過去最高値を更新し、米国市場で半導体関連株が上昇したことを背景に、東京市場でも関連銘柄が買われているようです

◎半導体の需要増への期待は根強く、業界団体のWSTS（世界半導体市場統計）が4日に今年の世界半導体市場規模予測を上方修正し、来年も2ケタ成長を予測していると発表したことが引き続き買い材料視されているようです

◎また、今週は日米で政策金利が発表されるなど重要イベントが複数予定され、様子見ムードが強い中、エヌビディア＜NVDA＞など堅調な株価が目立つ半導体セクターに短期資金が流入している面もありそうです

◎日本独自の要因としては、内閣府が4日に国家戦略特区である「産業拠点形成連携絆特区」に台湾セミコンダクター（TSMC）が進出した熊本県を選定すると発表し、半導体産業に注力する姿勢を示したことも影響していると見られます

◎株価は4月に上場来高値40,860円から31,990円まで下落後、5月以降は33,000～38,000円のレンジ内で推移しています

公開日:2024.6.11

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