三菱地所<8802>
◎2024/6/14(金)終値2,590円+83.5円
◎日本銀行が金融政策決定会合の結果を昼休み中に公表し、政策金利を据え置く一方で、長期国債の買い入れ額を減額する方針を決定したことで不動産株が全面高となり、三菱地所も3.33%高となりました
◎減額のペースなどについて日銀では、7月の次回会合までに今後1~2年間の具体的な計画を決めるとし、今回の会合では具体策は示しませんでした
◎債券市場では日銀会合の結果を受けて長期金利が低下しており、金利低下がメリットとなる不動産株が選好されているようです
◎一般的に金利が低下すると、住宅ローン金利も下がり、不動産の購買意欲が高まることなどから不動産株が買われやすい傾向があります
◎日銀はマイナス金利政策の解除などを3月に決定し、今回は保有資産を段階的に縮小する「量的引き締め」に転じ、金融政策の正常化へさらに前進することになります
◎三菱地所の株価は4月の3,082円を直近高値に伸び悩み、6月に入って2,506.5円まで一時下落しました