資生堂<4911>
◎2024/6/21(金)終値4,743円+102円
◎取引開始前に、持ち分法適用関連会社であるファイントゥデイホールディングスの保有株式を6月中にすべて譲渡すると発表し、買い材料視されたようです
◎人員削減や商品構成の見直しなどの構造改革や、より収益性の高い事業に売却資金を活用できると見られて買われたようです
◎ファイントゥデイは「TSUBAKI」や「UNO」などのパーソナルケア製品の生産・販売を行う会社で、資生堂は発行済み株式の約2割の株式を保有しています
◎資生堂はスキンビューティーをコア事業とし、事業ポートフォリオを再構築する中で2021年にパーソナルケア事業を切り離してファイントゥデイに譲渡し、香港のファンドとの合弁事業として運営してきました
◎今般、ファイントゥデイが東京証券取引所への株式上場の準備に入ったため、当初の目的は果たせたと判断し、合弁相手のファンドに保有株を譲渡するとのことです
◎譲渡価格は非開示とし、資生堂の業績に与える影響については現在精査中とのことです
◎株価は2023年12月安値3,740円から6月高値5,272円へ上昇後、足もとは上昇一服の様相となっています