川崎汽船<9107>
◎2024/7/8(月)終値2,580円-120.5円
◎イスラエルがパレスチナ自治区ガザの停戦交渉を再開するとの報道で、高止まりしているコンテナ船運賃の先行き不透明感から売られました
◎先週までは中東情勢の緊迫化で攻撃を回避するためアフリカ喜望峰経由のルートで迂回していることからコンテナ運賃は押し上げられ、株価も上昇していました
◎イスラエルのネタニヤフ首相は、バイデン米大統領と電話で停戦交渉の再開方針を伝えたようです
◎また、イラン大統領選の決選投票では改革派(穏健派)の候補が当選したことで、欧米との緊張緩和や、スエズ運河航路の通航の障害となっている紅海での妨害行為が解消するとの期待もあるようです
◎一部の証券会社では、他社に比べてコンテナ船事業の比率が高いことから、コンテナ船運賃が正常化すると業績は落ち込むと見込んでいるようです
◎株価は年初からの1,900~2,600円のレンジ内でのもみ合いを経て7月4日に上場来高値2,796円まで上昇しましたが、続落して上記のレンジ内に押し戻された形となっています