【株価が動いた理由】日経平均

【株価が動いた理由】日経平均

日経平均

 

◎2024/8/5(月)終値31,458.42円-4,451.28円

◎為替市場で一時1ドル=142円台に円高ドル安が進行し、前週末の米株市場の大幅安も重しとなり前日比-12.4%の大幅安となりました

下げ幅4,451円はブラックマンデーを超えて過去最大、下落率はブラックマンデーの-14.9%に次ぐ下落です

◎7月米雇用統計が市場予想を大きく下回り、米国景気の先行き警戒感から9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.5%の大幅利下げを行う可能性が高まり、円高ドル安の流れが進行しました

◎前週末の米株市場は前日比で、NYダウ1.51%安、S&P500指数1.83%安、ナスダック総合指数2.43%安と全面安となりました

◎引き続き、世界的な株式市場でのリスクオフのムードに加え、円高による輸出企業の業績悪化、さらに海外投資家の円売り解消による円高と、日本独自の悪材料もあり、米国株以上の下げ率となっています

◎米景気悪化懸念のドル売りと、リスク回避での円買いが重なり、午後からは下がったことによるロスカット(損切り)の売りも増え、売りが売りを呼ぶ展開となり、円高ドル安と株安がさらに進みました

◎日経平均採用225銘柄すべてが下落し全面安の様相です

◎なお、日経平均が下落すると上昇するETF(上場投資信託)である、日経平均逆連動コース(日経平均インバースETF)<1571>が前日比13.79%高、日経平均逆チャレンジコース(日経平均ダブルインバースETF)<1357>が前日比26.66%高と上昇しています

◎日経平均は7月11日史上最高値42,426.77円から、この日は一時31,156.12円まで売られ高値からの下落率は26.6%となり、2023年12月8日安値32,205.38円も下回り、2023年10月安値30,500円台に迫る水準です

公開日:2024.8.5

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