【株価が動いた理由】日経平均

【株価が動いた理由】日経平均

日経平均

 

◎2024/8/16(金)終値38,062.67円+1,336.03円

米国株の上昇と一時1ドル=149円台まで円安ドル高が進み、株式市場全体に買い安心感が広がり、日経平均は3万8,000円台を回復し前日比3.64%の大幅高で5連騰となりました

◎7月の米小売売上高が前月比1.0%増と市場予想(0.3%増)を上回ったことから、景気後退懸念が和らぎNYダウが前日比+1.38%、ナスダック総合指数は前日比+2.33%と上昇した流れを引き継ぎました

◎さらにドル円相場が一時149.30円台まで上昇し、その後も148円台後半で推移していることから日立製作所<6501>やトヨタ自動車<7203>など輸出関連株中心に買われました

◎またエヌビディア<NVDA>が前日比4%超の大幅高で4連騰となり、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>など半導体関連株も大幅高となりました

◎日経平均採用銘柄の内、219銘柄が上昇、5銘柄が下落、1銘柄が変わらずと全面高の様相です

◎この上昇で日経平均は半値戻し(高値から安値まで下落した値幅の2分の1上昇すること)を達成しました

◎また、8月1日と8月2日の間で空いた日足での窓を埋めた(チャートで前日終値と翌日始値が重ならずできた場所を「窓」と言い、そこを埋める動きのこと)水準まで戻ったことである程度の落ち着きを取り戻した格好です

◎当面は、米経済指標、8月28日のエヌビディア決算、9月6日の米雇用統計、9月18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)、9月20日の日銀金融政策決定会合、米大統領選などを意識した展開となりそうです

◎日経平均は7月11日史上最高値42,426.77円から、8月5日安値31,156.12円まで26.6%下落、この日は一時38,143.55円まで上昇しました。安値からの上昇率は+22.4%となりました

公開日:2024.8.16

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