【株価が動いた理由】KOKUSAI ELECTRIC -7.47%〜米国半導体株安と高値警戒感で大幅安

【株価が動いた理由】KOKUSAI ELECTRIC -7.47%〜米国半導体株安と高値警戒感で大幅安

KOKUSAI ELECTRIC<6525>

 

💡株価が動いたポイント

✅2025/2/26(水)終値3,303円-267円

✅米国半導体株安と高値警戒感で、前日比-7.47%の大幅安となりました


 

◎トランプ関税への懸念などから米国市場でエヌビディア<NVDA>など半導体株が全面安となる流れを受け、日本でも半導体株が下落しました

◎前日に、トランプ政権が中国での半導体製造装置の保守や点検を制限するよう日本とオランダの当局者と協議したと報道されたことも引き続き背景にあるようです

◎米政権は、アプライド・マテリアルズ<AMAT>、KLA<KLAC>、ラム・リサーチ<LRCX>など自国の半導体製造装置メーカーと同等の対中規制を主要同盟国に求める狙いがあるようです

◎あるアナリストは「日本の半導体規制は米国と比べて甘く、半導体製造装置メーカーは中国向けの売上を伸ばしてきた」と指摘。米国同様の規制はこれまで拒んできましたが、今後は強化される方向となりそうで売上への悪影響が懸念されているようです

◎また、KOKUSAI ELECTRICは、ゴールドマン・サックス・グループ<GS>が目標株価を 8日に3,000円から3,150円へ、24日に3,150円から3,450円へ 引き上げたことを受けて上昇が続き目標株価を上回っていたため、高値警戒感から売りが出やすかった側面もあったようです

◎現地時間26日(日本時間27日)に予定されているエヌビディア決算発表を警戒し、半導体関連株が売られた影響もあったようです

◎この流れを受け、東京エレクトロン<8035>-5.18%、ディスコ<6146>-3.92%、レーザーテック<6920>-3.48%、ルネサスエレクトロニクス<6723>-3.78%なども大幅安となりました

◎株価は2024年7月上場来高値5,940円から12月上場来安値2,067.5円へ下落。その後今年2月25日高値3,730円まで上昇しましたが、この日は一時3,262円まで下落しました

公開日:2025.2.26

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