【株価が動いた理由】日経平均-4.9%~米半導体株安や米利上げ警戒で一時3,600円超安の急落

【株価が動いた理由】日経平均-4.9%~米半導体株安や米利上げ警戒で一時3,600円超安の急落

日経平均

💡株価が動いたポイント

✅2026/10/15(木)終値64,425.95円-3,318.34円

✅始値66,880.37円、高値66,929.3円、安値64,092.74円

✅年初来高値72,831.73円、年初来安値50,558.91円

✅米国の利上げ観測再燃や半導体株安を背景に売りが膨らみ、前日比-4.9%の大幅安となり、一時3,600円を超える急落となりました


 

◎前日の米国株安やフィラデルフィア半導体株指数(SOX)の4%超下落を受け、東京市場でもAI/半導体関連株を中心に売りが広がりました

◎前日発表された9月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回り、米国の追加利上げ観測が再燃したことも背景にあるようです

◎これにより、米長期金利が一時5.32%まで上昇し、高金利がAI投資の負担になるとの懸念から、米半導体株が大きく売られたようです

◎この流れを受け、日経平均への寄与度が大きい東京エレクトロン<8035>-7.78%、アドバンテスト<6857>-14.96%、TDK<6762>-7.88%などが大きく下落し、日経平均は一時64,092.74円まで売られました

◎また、米国ではAI向けクラウドサービスを手がけるコアウィーブの社債価格が急落し、AI投資への懸念が広がったことで、レーザーテック<6920>-13.56%、SCREENホールディングス<7735>-10.58%、KOKUSAI ELECTRIC<6525>-13.48%なども大幅安となりました

◎傘下のアーム・ホールディングス ADR<ARM>が-6.8%下落したことも重荷となり、ソフトバンクグループ<9984>-9.33も大きく売られました

◎さらに、韓国総合株価指数(KOSPI)が大幅に下落したことも投資家心理を冷やし、イビデン<4062>-12.22%、フジクラ<5803>-12.69%、キオクシアホールディングス<285A>-12.32%などにも売りが広がりました

◎また、中東情勢の緊迫化による原油価格の上昇も相場の重荷となったほか、10月下旬から本格化する2026年4-9月期決算を前に、AI関連株の好業績はすでに株価に織り込まれているとの見方から、利益確定売りも膨らんだようです

◎一方、午後には台湾セミコンダクター(TSMC)の2026年7-9月期決算発表を控え、好決算への期待から半導体関連株の一角に押し目買いが入り、日経平均が一時下げ渋る場面もありました

◎AI/半導体関連株から相対的に業績が安定しているディフェンシブ株へ資金が向かい、睡眠障害の治療薬を日本と中国で発売した武田薬品工業<4502>+4.99%やアステラス製薬<4503>+4.15%、中外製薬<4519>+3.76%、エーザイ<4523>+3.75%、第一三共<4568>+1.92%などの医薬品株が買われました

◎また、国内長期金利が約1カ月ぶりの低水準となる2.91%まで低下したことで、借入金の利払い負担が軽くなるとの期待から、三菱地所<8802>+3.99%、三井不動産<8801>+2.8%、住友不動産<8830>+2.68%などの不動産株も買われました

◎また、2027年8月期今期の営業利益が前期比+10%増の1,140億円と市場予想を上回る見通しを発表した良品計画<7453>+9.51%が急騰し、上場来高値を更新しました

◎ここのところ堅調な動きが続いているゲーム株のバンダイナムコホールディングス<7832>+2.25%、カプコン<9697>+1.1%、コナミグループ<9766>+0.56%は、軒並み年初来高値を更新しました

◎日経平均採用銘柄の内、136銘柄が下落、87銘柄が上昇、変わらずが2銘柄となりました