サンタクロースラリー/掉尾の一振/新しいNISA【今週のマーケット展望】
【今週のポイント】
・年内の大きなイベントを通過し、日米ともに年末高に期待
・日米とも、株式市場の売買ボリュームが減少することで値動きの荒い展開も
・2日からスタートする米国株市場では、年明けの重要経済指標などに注目
・日本株市場は4日に大発会で、2024年からは新しいNISAがスタート
【キーワード解説】
新しいNISA
◆米国株
◎米国の利下げ期待からNYダウとナスダック指数は今年の高値圏で推移中
◎年内は特に大きなイベントはなく、年末に相場が上がるサンタクロースラリーに期待
◎ただ、機関投資家の休暇入りで相場のボリュームが減少するため、荒い値動きには要注意
◎米国の新年スタートは2日で、年明け早々にFOMC(連邦公開市場委員会)議事録や雇用統計が発表予定
◆日本株
◎先週の日銀金融政策決定会合での「現状維持」を好感して、株式市場は上昇
◎米国では「サンタクロースラリー」、日本では「掉尾(とうび)の一振」で年末高に期待
◎例年、年末は個人投資家がマーケットの主体となり、中小型株が動意づく傾向
◎来年スタートの新しいNISAを期待して、高配当株などにも物色の矛先が向かいそう
【キーワード解説】新しいNISA
◎NISA(少額投資非課税制度)は、個人投資家のための税制優遇制度
◎通常は、株式や投資信託の利益に対して約20%の税金が発生するが、NISAでは、これが非課税になる
◎2024年からは、非課税投資枠の拡大、投資期間の無期限化など、従来のNISAからさらに有利な制度に生まれ変わる
◎新しいNISAで注目されているのは、時価総額の大きな高配当株などか
◆注目イベント(日本時間)
12月25日(月)
・米国:米国市場休場(クリスマス)
12月27日(水)
・日本:日銀金融政策決定会合における主な意見(12月開催分)
12月29日(金)
・日本:大納会
1月4日(木)
・米国:FOMC議事録(12月開催分)
・日本:大発会
1月5日(金)
・米国:雇用統計