NY見通し-小売株の決算や7月住宅着工件数などの経済指標、FOMC議事要旨に注目
今晩は小売株の決算や7月住宅着工件数などの経済指標、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨に注目。昨日は中国の景気減速懸念やフィッチ・レーティングスが格下げの可能性を警告した金融株の下落が重しとなり、主要3指数がそろって1%超の下落となった。ダウ平均は4日ぶりに反落し、S&P500とナスダック総合も反落。8月月初来ではダウ平均が1.72%安、S&P500が3.29%安となり、ナスダック総合は4.98%安の大幅安となった。引け後の動きでは予想を上回る決算を発表した税務サービス大手のH&Rブロックと地中海料理レストランのカヴァ・グループが時間外でそれぞれ6%超、9%超上昇した。
今晩の取引では米国の消費動向を巡り、寄り前に発表されるターゲット、TJXの決算が注目されるほか、ソフトランディング期待が高まる中、7月住宅着工件数、7月建設許可件数、7月鉱工業生産などの経済指標が注目される。金融政策の見通しを巡っては、午後に公表されるFOMC議事要旨(7月25-26日分)にも要注目か。
今晩の米経済指標は7月住宅着工件数、7月建設許可件数、7月鉱工業生産、FOMC議事要旨のほか、MBA住宅ローン申請指数、EIA週間原油在庫など。企業決算は寄り前にターゲット、TJX、引け後にシスコ・システムズ、アムコアなどが発表予定。(執筆:8月16日、14:00)