今晩はパウエルFRB議長発言に注目。下半期入りとなった昨日は主要3指数がそろって上昇。ダウ平均が50.66ドル高(+0.13%)、S&P500も0.27%高となり、ハイテク株主体のナスダック総合は0.83%高とダウ平均、S&P500をアウトパフォームした。ナスダック総合は半月ぶりに終値の過去最高値を更新し、マグニフィセント7はテスラが6.05%高となったほか、アップル、マイクロソフト、アマゾンが2%超上昇し、エヌビディア、アルファベット、メタ・プラットフォームズも0.1-06%高となった。ただ、S&P500採用銘柄は379銘柄が下落し、上昇は122銘柄にとどまった。
今晩の取引ではパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言や経済指標に注目する展開か。欧州中央銀行(ECB)主催のECBフォーラム(日本時間:22:30~)で、パウエルFRB議長がラガルドECB総裁などとパネルディスカッションに参加予定で、金融政策の先行きについての発言が注目される。経済指標では寄り後に5月JOLTS求人件数が発表予定で、求人件数が4月の805.9万件から791.0万件に減少が見込まれている。パウエルFRB議長発言やJOLTS求人件数を受けた米10年債利回りの動向が注目される。
今晩は主要な企業の決算発表はなし。(執筆:7月2日、14:00)
NY見通し-利下げ見通しを巡り5月個人消費支出 (PCE) 価格指数に注目
公開日:2024.7.2
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