今晩は底堅い展開か。昨日は半導体株が反発したものの、アップル、アマゾン・ドットコムなどのハイテク・ジャイアントからの資金流出が続いたほか、小型株や景気敏感株にも利益確定売りが強まった。S&P500が0.78%安、ナスダック総合が0.70%安とともに続落したほか、ダウ平均も533.06ドル安(-1.29%)と7日ぶりに大幅反落した。ただ、週初来ではS&P500が1.26%安、ナスダック総合が2.87%安となった一方、ダウ平均は1.66%高とプラス圏を維持した。
今晩は底堅い展開か。昨日はダウ平均が7日ぶりに反落したものの、週初来ではプラス圏を維持し、一握りのハイテク・ジャイアントから物色対象が拡大する流れが続いている。今晩は週末の取引となるが、利下げ見通しを背景とした小型株や景気敏感株物色の流れが再び強まることが期待されるほか、半導体株に押し目買いの動きがみられることも支援となりそうだ。
今晩は主要な米経済指標の発表が予定されていないが、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁やボスティック米アトランタ連銀総裁の講演などが予定されている。企業決算は寄り前にSLB、トラベラーズ・カンパニーズ、アメリカン・エキスプレス、リージョンズ・ファイナンシャル、ハリバートンなどが発表予定。(執筆:7月18日、14:00)