今晩はジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長発言に注目。昨日は翌日のジャクソンホール会議でのFRB議長の講演を控え米10年債利回りが上昇したことや、半導体株を中心にハイテク株に持ち高調整売りが強まったことで主要3指数がそろって反落した。週初来ではダウ平均とS&P500がプラス圏を維持した一方、ナスダック総合が小幅にマイナス圏に沈んだ。
今晩の取引では先行きの利下げ見通しを巡り、取引時間午前に予定されるジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長講演に注目が集まる。20日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で9月利下げ期待が一段と高まっており、CMEのフェドウォッチ・ツールでは74%の確率で0.25%の利下げが見込まれており、0.50%の利下げ確率も26%となった。年内4回の利下げ確率も67%となっており、ジャクソンホール会議でパウエルFRB議長から利下げに積極的な発言があれば相場の追い風となることが期待される。
今晩の米経済指標・イベントはパウエルFRB議長講演のほか、7月新築住宅販売件数など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:8月23日、14:00)
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