今晩はもみ合いか。昨日は先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.50%の大幅利下げを好感する流れが続き、主要3指数がそろって上昇した。ダウ平均が61.29ドル高(+0.15%)の42,124.65ドルで終了し、3日連続で終値の過去最高値を更新。一時、126ドル高まで上昇し、取引時間中の史上最高値も更新した。S&P500も0.28%高と2営業日ぶりに終値の過去最高値を更新し、ナスダック総合も0.14%高と反発した。
今晩は経済指標をにらんでもみ合う展開か。今週は年内の追加利下げ見通しを巡り、週末金曜日に発表される8月個人消費支出(PCE)価格指数が焦点となるが、足もとの景気動向を巡り、今晩発表される9月消費者信頼感指数や9月リッチモンド連銀製造業総合指数なども注目されそうだ。昨日の9月S&Pグローバル製造業PMI速報値が予想以上に悪化したことで米国の景気後退(リセッション)が懸念されたが、今晩の消費者信頼感指数なども弱い結果となればソフトランディング期待の後退が最高値圏で推移する米国株の重しとなりそうだ。
今晩の経済指標・イベントは9月消費者信頼感指数、9月リッチモンド連銀製造業総合指数のほか、7月月次住宅価格、7月S&Pケースシラー住宅価格指数など。このほか、ボウマンFRB理事の講演も予定されている。企業決算は寄り前にオートゾーンが発表予定。(執筆:9月24日、14:00)
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