今晩は上値の重い展開か。昨日は米連邦公開市場委員会(FOMC)で2025年の利下げ回数見通しが9月時点の4回から2回に修正されたことや、それを受けて米10年債利回りが5月末以来の水準となる4.52%台に上昇したことで主要3指数が急落。ダウ平均は1123.03ドル安(-2.58%)と、今年2回目の1,000ドル超の急落となり、1974年以来の10日続落を記録した。S&P500とナスダック総合もそれぞれ2.95%安、3.56%安とともに大幅に2日続落。一日の下落率はS&P500が8月5日以来、ナスダック総合が7月24日以来の大きさとなった。引け後の動きでは予想を下回る第2四半期見通しが嫌気されたマイクロン・テクノロジーが時間外で16%超下落した。
今晩の取引では前日の急落の反動高が期待されるものの、2025年の利下げが2回にとどまる見通しとなったことや、マイクロン・テクノロジーの大幅安が予想されることで上値の重い展開か。発表される7-9月期GDP確報値や新規失業保険申請件数、11月中古住宅販売件数などの経済指標をにらんだ神経質な展開となりそうだ。
今晩の米経済指標・イベントは7-9月期GDP確報値、同個人消費確報値、同個人消費支出(PCE)価格確報値、新規失業保険申請件数、11月中古住宅販売件数、11月景気先行指数など。企業決算は寄り前にダーデン・レストランツ、カーマックス、ペイチェックス、コナグラ・ブランズ、アクセンチュア、引け後にナイキ、フェデックスなどが発表予定。(執筆:12月19日、14:00)