今晩は堅調か。昨日はウォルマートやホームデポなどが上昇し、159.95ドル高(+0.37%)と2日続伸した一方、S&P500が0.47%安、ナスダック総合が1.35%安とともに4営業日続落した。弱い経済指標を受けて景気悪化懸念が強まり、グロース株からディフェンシブ株へのローテーションが強まった。ハイテク・グロース株はテスラが8.39%安となったほか、翌日引け後に決算を発表するエヌビディアも2.80%下落した。米10年債利回りは前日の4.393%から4.296%に低下したものの、投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の18.98ポイントから19.43ポイントに上昇するなどセンチメントが悪化した。
今晩は堅調な展開か。S&P500やナスダック総合が4日続落したことで、押し目買いが期待されるほか、昨日までの3日間で9.62%安となったエヌビディアも、引け後の決算発表を控えた持ち高調整の買い戻しが期待できそうだ。足もとでは米国の景気悪化懸念の高まりがセンチメントの悪化につながっており、発表されるMBA住宅ローン申請指数や1月新築住宅販売件数などの経済指標や、寄り前に発表されるホームセンターのロウズやアパレルのTJXの決算やガイダンスにも要注目となる。
今晩の米経済指標はMBA住宅ローン申請指数、1月建設許可件数、1月新築住宅販売、EIA週間原油在庫など。このほかバーキン米リッチモンド連銀総裁、ボスティック米アトランタ連銀総裁の講演も予定されている。決算発表は寄り前にロウズ、TJX、ワークデイ、引け後にエヌビディア、セールスフォースなどが発表予定。(執筆:2月26日、14:00)