今晩は堅調か。昨日はトランプ関税を巡る情報が錯綜し、値動きの荒い展開となった。ダウ平均は2595ドルの値幅で上下に振幅し、349.26ドル安(-0.91%)で終了。S&P500も上下に8%超振幅し、0.23%安で終了。ともに3営業日続落した。一方、ナスダック総合は5.16%安まで下落後、4.52%高まで上昇し、0.10%高と3営業日ぶりに小幅反発して終了した。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の45.31ポイントから一時60.13ポイントまで上昇したが、46.98ポイントで終了した。
今晩の取引ではトランプ関税問題の先行き不透明感が引き続き重しとなることが予想されるものの、前日までに株価が大きく下落したことや、スコット・べッセント財務長官が日本を含む70カ国と関税を巡る交渉が行われると発言したことで過度な警戒感が和らぐことも期待される。テクニカル面でも売られ過ぎを示す指標が多く、買い戻しが優勢の展開となりそうだ。
今晩の米経済指標は3月NFIB中小企業楽観度指数など。デイリー米サンフランシスコ連銀総裁の講演も予定されている。企業決算は寄り前にウォルグリーン・ブーツ・アライアンスが発表予定。(執筆:4月8日、14:00)