今晩はグッドフライデーの祝日のためNY株式市場が休場となります。明朝の株式市場に関するニュース等は休信となります。
17日のNY株式相場は高安まちまち。トランプ関税問題で下落した銘柄の一角に押し目買いが入ったものの、決算が予想を下回った値がさ株のユナイテッドヘルス・グループが大幅安となりダウ平均を押し下げたほか、前日に6%超下落したエヌビディアも続落し、ハイテク株の重しとなった。ダウ平均は一時719ドル安まで下落し、527.16ドル安(-1.33%)と3日続落して終了。第1四半期決算が予想を下回り、通期利益見通しを引き下げたユナイテッドヘルス・グループが22.38%安と急落し、1銘柄でダウ平均を804ドル余り押し下げた。エヌビディアも2.87%安と2日続落した一方、ナイキが4.13%高、ボーイングが3.47%高となったほか、ホームデポ、プロクター・アンド・ギャンブル、ウォルト・ディズニー、ゴールドマン・サックス・グループなどが2%超上昇するなど、足もとで大きく下落した銘柄に押し目買いが入った。S&P500は0.38%安まで下落後、1.00%高まで上昇し、0.13%高と小幅に3日ぶりに反発。ナスダック総合も一時0.62%高まで上昇したが、0.13%安と小幅に3日続落して終了した。S&P500の11セクターはエネルギーの2.27%高を筆頭に、生活必需品、不動産、公益など8セクターが上昇した一方、ITが0.67%安、ヘルスケアが0.64%安となり、コミュニケーションも0.18%下落した。
今週は金曜日がッドフライデーの祝日で休場のため4日間の取引となったが、週間ではダウ平均が2.66%安、S&P500が1.50%安、ナスダック総合が2.62%安とそろって反落。4月月初来ではダウ平均が6.81%安、S&P500が5.87%安、ナスダック総合が5.85%安と、そろって大幅に3カ月続落ペースとなった。
経済指標は新規失業保険申請件数が21.5万件と予想の22.5万件を下回る強い結果となった。一方、3月住宅着工件数は132.4万件と予想の142.0万件を下回った。4月フィラデルフィア連銀業況指数は-26.4と前月分の12.5から大きく悪化し、予想の2.0も下回った。
引け後の動きでは第1四半期の決算が市場予想を上回ったネットフリックスが時間外で約3%上昇した。