NY見通し-貿易摩擦懸念の後退で堅調か 経済指標は1-3月期GDP改定値など

NY見通し-貿易摩擦懸念の後退で堅調か 経済指標は1-3月期GDP改定値など

 今晩は堅調か。昨日は引け後のエヌビディアの決算発表を控えて様子見姿勢が強まる中、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で目先の利下げに慎重な姿勢が示されたことや、米30年債利回りが一時5.0%超まで上昇したことも重しとなり主要3指数が下落。ダウ平均が244.95ドル安(-0.58%)、S&P500が0.56%安、ナスダック総合が0.51%安とそろって反落した。引け後に決算を発表したエヌビディアは予想を上回る2-4月期決算やデータセンター事業が前年同期比73%の大幅増収となったことが好感され時間外で約5%高となった。また、関税問題では米国際貿易裁判所が、トランプ米大統領が大統領権限で発動した「相互関税」などを違憲だとして差し止めを命じた。

 

 今晩の取引ではエヌビディアの大幅高が見込まれハイテク株を中心に堅調な展開が期待されるほか、裁判所が「相互関税」の差し止めを命じたことで貿易摩擦への警戒感が和らぐことも期待されることで、リスク選好の高まりを背景に堅調な展開が期待できそうだ。経済指標では、寄り前に発表される1-3月期国内総生産(GDP)改定値や新規失業保険申請件数が注目される。4月下旬に発表された1-3月期GDP速報値は予想に反してマイナス成長となったことで景気後退懸念を強めたが、改定値が一段の悪化となれば、景気後退懸念が強まることに要警戒となる。

 

 今晩の米経済指標・イベントは1-3月期GDP改定値、新規失業保険申請件数のほか、4月中古住宅販売仮契約指数、EIA週間原油在庫など。企業決算は寄り前にベストバイ、ホーメル・フーズ、引け後にコストコ・ホールセールアルタ・ビューティーデル・テクノロジーズなどが発表予定。(執筆:5月29日、14:00)

金融商品取引法に基づく表示事項

●本資料をお客様にご提供する金融商品取引業者名等
商号等:PayPay証券株式会社 https://www.paypay-sec.co.jp
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 2883号
加入協会:日本証券業協会
指定紛争解決機関:特定非営利活動法人 証券・金融商品あっせん相談センター
●リスク・手数料相当額等について
証券取引は、株価(価格)の変動等、為替相場の変動等、または発行者等の信用状況の悪化や、その国の政治的・経済的・社会的な環境の変化のために元本損失が生じることがあります。
お取引にあたっては、「契約締結前交付書面」等を必ずご覧いただき、
「リスク・手数料相当額等(https://www.paypay-sec.co.jp/service/cost/cost.html)」について内容を十分ご理解のうえ、ご自身の判断と責任によりお取引ください。

免責事項等
●本資料は、投資判断の参考となる情報の提供を目的とし、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の最終決定はお客様ご自身の判断で行ってください。
●本資料は、信頼できると考えられる情報源に基づいて作成されたものですが、基にした情報や見解の正確性、完全性、適時性などを保証するものではありません。本資料に記載された内容は、資料作成日におけるものであり、予告なく変更する場合があります。
●本資料に基づき行った投資の結果、何らかの損害が発生した場合でも、理由の如何を問わず、PayPay証券株式会社は一切の責任を負いません。
●電子的または機械的な方法、目的の如何を問わず、無断で本資料の一部または全部の複製、転載、転送等は行わないでください。