今晩は底堅い展開か。昨日はダウ平均が179.37ドル高(+0.40%)と3日ぶりに反発し、S&P500も0.06%高とわずかながら上昇し、前日に続いて終値の過去最高値を更新した。一方、ハイテク株主体のナスダック総合は0.39%安と7日ぶりに反落した。米国がフィリピンと貿易協定を締結したことで貿易交渉進展期待が支援となったものの、エヌビディアなどの半導体株の下落がハイテク株の重しとなった。時間外の動きではトランプ米大統領が日本と関税交渉で合意したと発表した。
今晩の取引では米国と日本が関税交渉で合意に至ったことで、その他の主要貿易相手国との交渉進展期待が相場の支援となりそうだ。ただ、S&P500とナスダック総合が史上最高値圏にあることで高値警戒感が上値圧迫要因となることが予想されるほか、引け後にマグニフィセント・セブンの一角のアルファベットとテスラが第2四半期決算を発表することで、決算発表を控えた様子見姿勢も強まりそうだ。
今晩の米経済指標・イベントはMBA住宅ローン申請指数、6月中古住宅販売件数など。企業決算は寄り前にAT&T、ネクステラ・エナジー、サウスウェスト航空、引け後にチポトレ・メキシカン・グリル、IBM、アルファベット、テスラなどが発表予定。(執筆:7月23日、14:00)