今晩は様子見姿勢継続か。昨日はダウ平均が64.36ドル安(-0.14%)と小幅に反落した一方、S&P500が0.02%高と小幅に6営業日続伸し、ナスダック総合も0.33%高と4営業日続伸した。週内にメタ、マイクロソフト、アップル、アマゾンのマグニフィセント・セブンの決算発表や米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表、7月雇用統計などの重要イベントが目白押しで様子見姿勢も強まったが、米国とEUの関税合意や、総じて良好な企業決算などが支援となった。S&P500とナスダック総合はともに連日で取引時間中の史上最高値を更新し、終値ではS&P500が6日連続、ナスダック総合が4日連続で最高値を更新した。
今晩の取引では翌日からの重要イベントを控え、様子見姿勢が継続か。投資家の不安心理を示すVIX指数は先週末に2月以来の低水準となる14.93ポイントまで低下し、昨日も15.03ポイントで終了するなどセンチメントは良好だが、決算発表では水曜日引け後にメタ・プラットフォームズ、マイクロソフト、木曜日引け後にアップル、アマゾン・ドット・コムが控えているほか、経済イベントでは水曜日の米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表、金曜日の7月雇用統計などが控えている。結果待ちの展開が予想されるが、今晩も寄り前にボーイング、ユナイテッドヘルス・グループ、メルク、プロクター・アンド・ギャンブルなどが決算を発表するほか、6月JOLTS求人件数などの発表もあり、決算や指標結果にも要注目となる。
今晩の米経済指標・イベントは7月消費者信頼感指数、6月JOLTS求人件数など。企業決算は寄り前にアメリカン・タワー、ボーイング、ユナイテッドヘルス・グループ、メルク、プロクター・アンド・ギャンブル、ユナイテッド・パーセル・サービス、ペイパル・ホールディングス、引け後にスターバックス、ビザなどが発表予定。(執筆:7月29日、14:00)
