今晩はパウエルFRB議長発言に注目。昨日は週末金曜日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長講演を控えた様子見姿勢が強まる中、米10年債利回りが上昇したことや、決算が嫌気された小売大手のウォルマートが4%超下落したことも重しとなり主要3指数がそろって下落。ダウ平均は152.81ドル安(-0.34%)と3日ぶりに反落し、S&P500も0.40%安と5営業日続落。ナスダック総合も0.34%安と3日続落した。週初来ではダウ平均が160.62ドル安(-0.36%)、S&P500が1.23%安、ナスダック総合が2.42%安と、そろって3週ぶりの反落ペースとなった。
今晩の取引では先行きの利下げ見通しを巡り、ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長講演に注目が集まる。市場では9月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ期待がやや低下しているものの、CMEのフェドウォッチ・ツールの9月利下げ確率は73%、政策金利据え置き確率が27%と利下げ確率が据え置き確率を上回っている。今週公表された7月FOMCの議事要旨では投票権を持つボウマンFRB副議長とウォーラーFRB理事の2人が利下げを支持したものの、多くのメンバーがインフレ懸念を理由に政策金利の据え置きを支持した。今晩のパウエルFRB議長講演でも利下げに慎重な姿勢が示された場合は利下げ期待の後退が相場の重しとなることが警戒される。
今晩の米経済指標・イベントはジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長講演など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:8月22日、14:00)