今晩は底堅い展開か。昨日はFRBの独立性を巡る懸念が重しとなり下落する場面もあったが、翌日引け後のエヌビディアの決算発表への期待や米10年債利回りの低下などを追い風に主要3指数がそろって上昇。ダウ平均が135.6ドル高(+0.30%)、S&P500が0.41%高、ナスダック総合が0.44%高と主要3指数がそろって反発した。今週は8月最終週となるが、月初来ではダウ平均が2.92%高、S&P500とナスダック総合がともに2.00%高と、例年パフォーマンスが低迷する8月としては異例の好調推移となっている。引け後の動きではクラウド上のデータベース運営のモンゴDBが予想を上回る決算を発表し時間外で30%超上昇し、ID管理大手のオクタも強い通期見通しが好感され時間外で6%超上昇した。
今晩の取引では引け後に発表されるエヌビディアの決算への期待を背景に底堅い展開か。AI関連需要の高まりを背景にモンゴDBとオクタが好決算を発表したことでエヌビディアの決算も好調が期待されている。エヌビディアは過去12四半期中、11四半期で予想を上回る増益決算を発表した。ただ、そのうち4回は利益確定売りで株価が下落した。今回も予想を上回る決算を発表すると期待されているが、決算を受けた株価の反応が注目される。
今晩の米経済指標・イベントはMBA住宅ローン申請指数、EIA週間原油在庫など。企業決算は寄り前にウィリアムズ・ソノマ、JMスマッカー、引け後にエヌビディア、HP、ネットアップ、クラウドストライクなどが発表予定。(執筆:8月27日、14:00)