今晩は底堅い展開か。昨日はトランプ米大統領が米国と中国の貿易交渉が上手くいったと発言したことが好感され主要3指数がそろって上昇。アルファベットとテスラがそれぞれ4%超、3%超上昇したことも相場を押し上げた。ダウ平均は49.23ドル高(+0.11%)と小幅な反発にとどまったが、S&P500が0.47%高と反発し、ナスダック総合は0.94%高と6日続伸した。S&P500は取引時間中の史上最高値を更新し、終値では初めて6600ポイントを上回った。ナスダック総合は6日連続で取引時間中と終値の史上最高値を更新した。
今晩の取引では翌日の米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表を控えて様子見姿勢が強まることが予想されるものの、FOMCでの利下げ期待や、トランプ米大統領が米連邦準備理事会(FRB)理事に指名したスティーブン・ミラン氏を米上院が承認したことなどを支援に底堅い展開か。今週はFOMCやその後のパウエルFRB議長記者会見が最大の焦点となるが、今晩も8月小売売上高などが発表され、足もとの個人消費の動向にも要注目となる。
今晩の米経済指標・イベントは8月小売売上高のほか、8月輸入物価、8月鉱工業生産、9月NAHB住宅市場指数、米20年債入札など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:9月16日、14:00)