今晩は底堅い展開か。昨日は米連邦公開市場委員会(FOMC)で予想通り政策金利が0.25%引き下げられ、年内あと2回の利下げ見通しが示されたことが好感された一方、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が会見で先行きの政策については未定だとしたことや、メンバーの金利予想で来年の利下げ見通しが市場予想を下回る1回にとどまったことで先行き不透明感も強まった。ダウ平均は一時504ドル高まで上昇し取引時間中の史上最高値を更新後、260.42ドル高(+0.57%)で終了した一方、S&P500は0.27%高まで上昇後、0.10%安とわずかにマイナス圏で終了。ナスダック総合は0.33%安と2日続落した。
今晩は底堅い展開か。FOMCでは0.25%利下げが実施され、メンバーのFF金利見通し(ドットプロット)では年内あと2回の利下げ見通しが示された。ほぼ市場の期待通りの内容となったことで、先行きの利下げ期待が引き続き米株の支援となることが期待される。ただ、2026年については予想よりタカ派的な内容となったほか、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長も引き続きインフレへの警戒感を表明しており、上値も重い展開となりそうだ。
今晩の米経済指標・イベントは新規失業保険申請件数、9月フィラデルフィア連銀業況指数、8月景気先行指数など。企業決算は寄り前にファクトセット・リサーチ、ダーデン・レストランツ、引け後にレナー、フェデックスなどが発表予定。(執筆:9月18日、14:00)