今晩は底堅い展開か。昨日は政府機関の一部閉鎖が嫌気され下落する場面もあったが、政府閉鎖が短期間で済むとの期待や、AI関連株の上昇、年内の追加利下げ期待を背景に買いが優勢だった。ダウ平均が78.62ドル高(+0.17%)、S&P500が0.06%高、ナスダック総合が0.39%高とそろって5日続伸。ダウ平均は3日連続で終値の史上最高値を更新し、S&P500とナスダック総合はともに取引時間中と終値の史上最高値を更新した。週初来ではダウ平均が0.59%高、S&P500が1.08%高、ナスダック総合が1.60%高となり、3指数がそろって反発ペースとなった。
今晩は注目の米9月雇用統計(非農業部門雇用者数・失業率・平均賃金など)が政府閉鎖の影響で発表されない見込みだが、過去において政府閉鎖の株式市場への影響が限定的だったことや、今週の9月ADP民間部門雇用者数が増加予想に反して減少し、年内利下げ期待が一段と高まったこと、AIラリーの長期持続期待が高まっていることなどで底堅い展開か。
今晩の米経済指標・イベントは9月雇用統計が発表延期となる予定だが、9月ISM非製造業PMI、9月S&P総合・サービス業PMI確定値の発表が予定され、サービス業の景況感が注目される。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:10月3日、14:00)