今晩はもみ合いか。昨日は米中貿易摩擦問題をにらんで上下に大きく振幅。ダウ平均が615ドル安まで下落後、455ドル高まで反発し、202.88ドル高(+0.44%)と2日続伸して終了した一方、S&P500とナスダック総合は急落後に急反発したが、それぞれ0.16%安、0.76%安と反落して終了した。
今晩は米中の貿易摩擦激化懸念や政府閉鎖の長期化が引き続き相場の重しとなることが予想され上値の重い展開か。一方、年内2回の利下げ見通しや発表が本格化した第3四半期決算発表への期待が引き続き下値支援となることが期待される。昨日発表された大手金融機関の第3四半期はそろって予想を上回ったものの、株価はシティグループ、ウェルズ・ファーゴが大幅高となった一方、ゴールドマン・サックス・グループ、JPモルガン・チェースは利益確定売りが優勢だった。今晩も金融のバンク・オブ・アメリカ、モルガン・スタンレー、シンクロニー・ファイナンシャルのほか、プロロジス、アボット・ラボラトリーズ、ユナイテッド・エアラインズなどが発表予定で、決算実績やガイダンスに注目が集まる。
今晩の米経済指標・イベントはMBA住宅ローン申請指数、10月NY連銀製造業業況指数など。今晩予定された9月消費者物価指数 (CPI)は、米労働省が24日に公表すると発表した。(執筆:10月14日、14:00)