今晩はもみ合いか。昨日は政府閉鎖解除期待が高まったことで投資家心理が改善。バリュエーションの高さが懸念され先週に大きく下落したエヌビディアなどのAI関連株が買い直され主要3指数がそろって上昇した。ダウ平均が381.53ドル高(+0.81%)、S&P500が1.54%高とともに2営業日続伸し、ハイテク株主体のナスダック総合は2.27%高と3営業日ぶりに大幅反発した。投資家の不安心理を示すVIX指数は先週末の19.08ポイントから17.60ポイントに低下と、センチメントは大きく改善した。
今晩の取引では政府閉鎖解除期待やセンチメントの改善が引き続き支援となることが期待されるものの、昨日の大幅高の反動で上値の重い展開か。注目の経済指標や決算発表などの材料も乏しく、昨日終値を挟んでもみ合う展開となりそうだ。
今晩の米経済指標は10月NFIB中小企業楽観度指数など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:11月11日、14:00)
