今晩は小売株の決算やFOMC議事要旨に注目。昨日は高いバリュエーションが懸念されるAI関連を中心にハイテク株への売り圧力が続いたほか、ビットコインが一時9万ドルを割り込みリスクオフが強まったこと、弱い決算や見通し引き下げを発表したホームデポが6%下落したことも重しとなった。ダウ平均とSP500は4日続落し、ナスは6営業日中、5日で下落を記録した。
今晩は引け後のエヌビディアの決算発表を控え、神経質な展開か。エヌビディアの決算は大幅増収増益が見込まれるものの、実績やガイダンスが市場の期待に届かない場合にはAI関連株に利益確定売りが広がることが警戒される。寄り前にはターゲット、ロウズなど小売株の決算発表もあり、政府閉鎖で経済指標が発表されない中、小売株の決算から消費動向を確認することとなる。また、利下げ見通しを巡っては、取引時間午後に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨から利下げの可能性のヒントを探ることになる。
今晩の米経済指標はMBA住宅ローン申請指数、FOMC議事要旨など。企業決算は寄り前にターゲット、ロウズ・カンパニーズ、引け後にエヌビディアが発表予定。(執筆:11月19日、14:00)
