今晩は底堅い展開か。昨日はエヌビディアの好決算を受けて上昇してスタートしたものの、1カ月半遅れで発表された9月雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を大幅に上回る増加となったここで年内の利下げ期待が後退し、AI関連などのハイテク株を中心に大きく下落した。ハイテク株主体のナスダック総合は2.58%高まで上昇後、2.15%安で終了し、S&P500も1.93%高まで上昇後、1.56%安で終了・ダウ平均は、好決算を発表したウォルマートが6%超上昇したことで86.51ドル安(-0.84%)と比較的小幅な下落にとどまった。
週初来ではダウ平均が1395.22ドル安(-2.96%)、S&P500が2.90%安とともに大幅反落ペースとなり、ナスダック総合は3.59%安と大幅に3週続落ペースとなった。
今晩は昨日の大幅安の反動や週末の持ち高調整買いなどが期待され底堅い展開か。ナスダック総合が月初来で6.94%安と、ダウ平均の3.81%安やS&P500の4.41%安を大きくアンダーパフォームしており、ハイテク株売りの流れが反転するか否かが注目される。経済指標では。11月S&Pグローバル製造業・サービス業PMI速報値や11月ミシガン大消費者信頼感指数確報値、同1年先・5年先期待インフレ率確報値などが発表されるほか、ジェファーソン米連邦準備理事会(FRB)副議長、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁などFRB高官の講演なども多数予定されており、景気や利下げ見通しを巡り経済指標や要人発言にも要注目となる。
今晩の米経済指標は11月S&Pグローバル製造業・サービス業PMI速報値、11月ミシガン大消費者信頼感指数確報値、同1年先・5年先期待インフレ率確報値など。要人発言はジェファーソンFRB副議長、バーFRB理事、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、ローガン米ダラス連銀総裁など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:11月21日、14:00)
