今晩は感謝祭の祝日のためNY株式市場が休場となります。
26日のNY株式相場は4日続伸。12月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ期待が引き続き支援となるなか、アナリストが強気スタンスを維持したオラクルが4%超上昇し、AI関連株の上昇をけん引したほか、翌日の感謝祭の祝日や週末・月末を控えた持ち高調整の買いも相場を押し上げた。ダウ平均は上昇してスタートすると、一時458ドル高まで上昇し、314.67ドル高(+0.67%)で終了。S&P500とナスダック総合も終日プラス圏で推移し、それぞれ0.69%高、0.82%高で終了。主要3指数がそろって4営業日続伸した。業種別では前日に大幅高となったコミュニケーションとヘルスケアが下落した一方、公益、IT、素材、生活必需品、金融など9セクターが上昇した。センチメントは引き続き改善。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の18.56ポイントから17.19ポイントに低下した。
利下げ期待が引き続き支援となった。先週金曜日にウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁が、月曜日にデイリー米サンフランシスコ連銀総裁が年内利下げの可能性を示唆したほか、利下げに前向きなハセット米国家経済会議(NEC)委員長が次期米連邦準備理事会(FRB)議長人事の最有力候補だと報じたことなどで、12月9-10日に開催されるFOMCでの利下げ期待が続いた。CMEのフェドウォッチ・ツールの利下げ確率は83.4%と、前日の85.2%からやや低下したが、1週間前の30.1%からは大きく上昇した。翌日が感謝祭の祝日で株式市場が休場、金曜日が午後1時までの短縮取引となり、実質的に週末の取引となったが、主要3指数は週初来でダウ平均が1181.71ドル高(+2.56%)、S&P500が3.17%高とともに大幅反発ペースとなり、ナスダック総合が4.23%高と4週ぶりの大幅反発ペースとなった。月初来ではダウ平均が135.75ドル安(-0.29%)、S&P500が0.40%安とともに7カ月ぶりの反落ペースとなり、ナスダック総合は2.15%安と8カ月ぶりの反落ペースとなった。
