NY見通し-バリュー株を中心に堅調か 来年の利下げ見通しを巡り要人発言に注目

NY見通し-バリュー株を中心に堅調か 来年の利下げ見通しを巡り要人発言に注目

 今晩はバリュー株を中心に堅調か。昨日は前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ決定来年の利下げ期待を背景に景気敏感株やバリュー株が上昇した一方、決算や設備投資計画引き上げが嫌気されたオラクルが急落し、AI関連株が下落した。ダウ平均は646.26ドル高(+1.34%)と大幅に2日続伸し、取引時間中と終値の史上最高値を更新した一方、ハイテク株主体のナスダック総合は0.25%安と3日ぶりに反落した。引け後の動きでは、ブロードコムが予想を上回る決算や強い見通しを発表したものの、株価は時間外で4%超下落した。

 

 今晩はバリュー株を中心に堅調か。オラクルの設備投資計画上方修正をきっかけに再びAI関連株のバリュエーション懸念が強まっており、昨日引け後に予想を上回る決算や強い見通しを発表したブロードコムも時間外で4%超下落した。今晩は週末の取引となるほか、ダウ平均が取引時間中と終値の史上最高値を更新し、S&P500も終値の最高値を更新したことで高値警戒感が強まることが予想されるものの、AI株を中心とするグロース株から低金利の恩恵を受けるバリュー株への資金ローテーションの継続が見込まれる。バリュー株の上昇が相場をけん引する展開が期待できそうだ。

 

 今晩は主要な米経済指標や決算発表はないが、ポールソン米フィラデルフィア連銀総裁、ハマック米クリーブランド連銀総裁、グールズビー米シカゴ連銀総裁の講演が予定されており、来年の利下げを巡り要人発言が注目される。(執筆:12月12日、14:00)

金融商品取引法に基づく表示事項

●本資料をお客様にご提供する金融商品取引業者名等
商号等:PayPay証券株式会社 https://www.paypay-sec.co.jp
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 2883号
加入協会:日本証券業協会
指定紛争解決機関:特定非営利活動法人 証券・金融商品あっせん相談センター
●リスク・手数料相当額等について
証券取引は、株価(価格)の変動等、為替相場の変動等、または発行者等の信用状況の悪化や、その国の政治的・経済的・社会的な環境の変化のために元本損失が生じることがあります。
お取引にあたっては、「契約締結前交付書面」等を必ずご覧いただき、
「リスク・手数料相当額等(https://www.paypay-sec.co.jp/service/cost/cost.html)」について内容を十分ご理解のうえ、ご自身の判断と責任によりお取引ください。

免責事項等
●本資料は、投資判断の参考となる情報の提供を目的とし、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の最終決定はお客様ご自身の判断で行ってください。
●本資料は、信頼できると考えられる情報源に基づいて作成されたものですが、基にした情報や見解の正確性、完全性、適時性などを保証するものではありません。本資料に記載された内容は、資料作成日におけるものであり、予告なく変更する場合があります。
●本資料に基づき行った投資の結果、何らかの損害が発生した場合でも、理由の如何を問わず、PayPay証券株式会社は一切の責任を負いません。
●電子的または機械的な方法、目的の如何を問わず、無断で本資料の一部または全部の複製、転載、転送等は行わないでください。