NY見通し-クワドルプル・ウィッチングでボラタイルな展開か

NY見通し-クワドルプル・ウィッチングでボラタイルな展開か

 今晩は10月個人消費支出(PCE)価格指数などの米経済指標に注目。昨日は、11月消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことで2026年の利下げ期待が高まったことや、強い見通しを発表したマイクロン・テクノロジーが2桁と急伸したことで主要3指数が揃って上昇。ダウ平均が479ドル高まで上昇後、65.88ドル高(+0.14%)と小幅ながら5日ぶりに反発。前日に1.81%安となったナスダック総合も1.38%高と大幅に反発した。マイクロン・テクノロジーの急伸を受けてエヌビディアマイクロソフトなどのマグニフィセント・セブンも全て上昇し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は2.51%高となった。

 

 今晩は来年の利下げ期待や前日にAI関連株が反発したことが引き続き支援となることが期待されるが、週末の取引となることや、株価指数先物・オプション、個別株オプションなどが満期日を迎えるクワドルプル・ウィッチングとなることでボラティリティの高い展開か。経済指標では米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注視する10月個人消費支出(PCE)価格指数が発表予定で、利下げ見通しを巡り指標結果にも要注目となる。

 

 今晩は米経済指標・イベントは10月個人消費支出(PCE)価格指数のほか、11月中古住宅販売件数、12月ミシガン大消費者信頼感指数確報値、同1年先・5年先期待インフレ率確報値など。企業決算は寄り前にカーニバル、ペイチェックスなどが発表予定。(執筆:12月19日、14:00)

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