今晩はサンタクロース・ラリーがスタート。昨日は第3四半期GDP速報値が予想を上回ったことで利下げ期待が後退し、株価が一時下落する場面もあったが、12月消費者信頼感指数が予想を下回ったことなどで来年2回の利下げ見通しが持続したことが支援となったほか、エヌビディアやブロードコムなどのAI関連株の上昇が続いたことも相場を押し上げた。ダウ平均は一時108ドル安まで下落したが、79.73ドル高(+0.16%)で終了し、ハイテク株主体のナスダック総合も0.22%安まで下落後、0.57%高で終了と、ともに4日続伸した。S&P500も4日続伸し、終値の史上最高値を更新した。
今晩はクリスマス・イブで午後1時までの短縮取引、翌木曜日がクリスマスで休場となることで薄商いが予想されるが、例年年末の5営業日と年初の2営業日の7日間は、サンタクロース・ラリーと呼ばれ、株高アノマリーが期待される。今年のサンタクロース・ラリー期間は今晩の24日から1月5日までとなるが、サンタクロース・ラリー初日の好スタートが期待される。S&P500が終値の最高値を更新し、高値警戒感が高まることが予想されるものの、投資家の不安心理を示すVIX指数が昨年12月以来の水準に低下しており、良好なセンチメントも追い風となりそうだ。
今晩は米経済指標・イベントはMBA住宅ローン申請指数、新規失業保険申請件数など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:12月24日、14:00)
