今週のNY市場はアルファベットやアマゾン・ドット・コムの決算や1月雇用統計に注目。先週はダウ平均が0.42%安、ナスダック総合が0.17%安とともに3週続落した。好決算を発表したメタ・プラットフォームズやキャタピラーなどが上昇したものの、クラウド事業の成長鈍化などが嫌気されたマイクロソフトが週間で7%超下落するなど、マグニフィセント・セブンの一角の大幅安が相場の重しとなったほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利が予想通り据え置かれ、声明文で景気判断が引き上げられたことで先行きの利下げ期待がやや後退したことも上値圧迫要因となった。週末金曜日は足もとで大きく上昇した貴金属相場が急反落したことも、センチメントの悪化につながった。ただ、月間では、ダウ平均が1.73%高、ナスダック総合が0.95%高となった。
今週はアルファベットやアマゾン・ドット・コムのマグニフィセント・セブンの決算発表に注目が集まるほか、先行きの利下げ見通しを巡り金曜日に発表される米1月雇用統計が焦点となりそうだ。先週のマグニフィセント・セブンの決算はメタ・プラットフォームズの決算が好感された一方、マイクロソフトはクラウド事業の成長鈍化などが嫌気され株価が大きく下落した。今週のアルファベットはAIアシスタント「ジェミニ(Gemini)」が、実用性の点でオープンAIのチャットGPTを上回ると評価されており、AI分野の成長期待が株価の押し上げ要因となることが期待されている。アマゾンもAIの利用で人員削減を進めており、利益率の改善が期待されている。経済指標では金曜日の1月雇用統計(非農業部門雇用者数・失業率・平均賃金)に注目が集まるほか、1月ISM製造業・非製造業PMI(月曜日)、12月JOLTS求人件数(火曜日)、1月ISM非製造業PMI、1月ADP民間部門雇用者数(以上水曜日)、新規失業保険申請件数(木曜日)などの発表もあり、利下げ見通しを巡り経済指標をにらんだ展開が続きそうだ。
今晩の米経済指標・イベントは1月S&P製造業PMI確定値、1月ISM製造業PMIなど。企業決算は寄り前にウォルト・ディズニー、ペプシコ、タイソン・フーズ、引け後にパランティア・テクノロジーズ、NXPセミコンダクターズ、サイモン・プロパティーなどが発表予定。(執筆:2月2日、14:00)
