今晩のNY株式相場は経済指標に注目。昨日はダウ平均が66.74ドル安(-0.13%)と4営業日ぶりに小幅反落し、ハイテク株主体のナスダック総合も0.16%安と2日続落した。寄り前に発表された米1月雇用統計で、非農業部門雇用者数が予想以上に増加し、失業率も横ばい予想に反して改善したことで米国経済の堅調が好感され上昇してスタートしたが、先行きの利下げ期待の後退や米10年債利回りの上昇が相場の重しとなった。引け後の動きでは弱い見通しが嫌気されたシスコシステムズが時間外で7%超下落した。
今晩の取引では景気見通しや先行きの利下げ見通しを巡り引き続き経済指標に注目する展開か。昨日発表された米1月雇用統計が予想を上回る強い結果となったことで、3月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ確率が後退した。CMEのフェドウォッチ・ツールの3月利下げ確率は前日の20.1%から6.4%に低下し、政策金利の据え置きがほぼ確実視された。しかし、フェドウォッチの年内2回(0.50%)の利下げ確率は68.6%と、依然として年内2回の利下げが予想されている。利下げ見通しを巡り、今週は昨日の米1月雇用統計のほか、金曜日に発表される米1月消費者物価指数(CPI)に注目が集まっているが、今晩も新規失業保険申請件数や1月中古住宅販売件数の発表があり、指標結果を受けた利下げ見通しが焦点となりそうだ。
今晩の経済指標・イベントは新規失業保険申請件数、1月中古住宅販売件数、30年債入札など。企業決算は寄り前にハウメット・エアロスペース 引け後にアプライド・マテリアルズ、エクスペディア・グループ、ウィン・リゾーツ、エアビーアンドビーなどが発表予定。(執筆:2月12日、14:00)
