今晩は2月雇用統計に注目。昨日はダウ平均が784.67ドル安(-1.61%)と大幅反落し、ハイテク株主体のナスダック総合も0.26%安と反落した。予想を上回る決算や強い見通しを発表したブロードコムなど半導体株の一角が上昇したものの、NY原油先物相場が2024年7月以来の80ドル台に上昇したことでで、原油高によるインフレ懸念、利下げ期待の後退、景気悪化懸念などが相場の重しとなった。週初来ではナスダック総合が0.36%高とプラス圏を維持した一方、ダウ平均が2.09%安と昨年10月以来の大幅下落ペースとなった。
今晩は、昨日の取引で景気敏感株を中心に大幅安となったことで押し目買いが期待されるが、週末の取引となることや、米国・イスラエルとイランの紛争の先行き不透明感が上値の圧迫要因となりそうだ。経済指標では寄り前に発表される2月雇用統計(非農業部門雇用者数・失業率・平均賃金)に注目が集まる。雇用統計の市場予想は、非農業部門雇用者数(NFP)が5.9万人増と、1月の13.0万人から減少が見込まれ、失業率は4.3%と前月から横ばいが予想されている。NFPが予想以上に増加するなど強い結果となれば、利下げ期待の一段の低下が相場の重しとなることが警戒される。
今晩の米経済指標・イベントは2月雇用統計のほか、1月小売売上高、1月消費者信用残高など。このほか、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁、ポールソン米フィラデルフィア連銀総裁、シュミッド米カンザスシティー連銀総裁、コリンズ米ボストン連銀総裁、ハマック米クリーブランド連銀総裁など米連邦準備理事会(FRB)高官の講演なども多数予定されている。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:3月6日、14:00)
