今週のNY市場はイラン情勢と第1四半期決算発表に注目。先週はダウ平均が3.04%高、ナスダック総合が4.68%高となり、そろって大幅に2週続伸。週間上昇率は、ともに昨年11月以来の大きさとなった。米・イラン紛争の終結期待を背景に堅調にスタートすると、トランプ米大統領がイランへの攻撃を2週間停止すると発表し、イランもホルムズ海峡の封鎖を2週間解除すると発表し、それを受けて原油相場が急反落したことが好感された。イスラエルのネタニヤフ首相が、レバノンとの直接交渉開始に合意したとの報道も米・イラン和平交渉への期待を高めた。ダウ平均は3月下旬に最高値から10%超下落し、「調整相場」入りとなったが、週末は高値から4.53%安で終了。ナスダック総合も同様に高値から13%超下落したが、週末は4.41%安で終了した。週末にパキスタンで行われた米国とイランの終戦を巡る直接協議では、合意に至らず、トランプ米大統領は米国がホルムズ海峡を「逆封鎖」すると発表し、ウォールストリート・ジャーナルは「トランプ米大統領がイランへの限定攻撃を検討」と報じた。
今週は米国とイランの終戦協議の行方や、それを受けた原油相場の動向が引き続き注目されるほか、今週からスタートする米企業の第1四半期決算発表が焦点となりそうだ。イラン情勢を巡っては、週末の米・イランの直接協議が合意に至らなかったものの、パキスタンが仲介継続を表明し、「停戦を維持することが不可欠だ」と当事国に呼びかけた。合意された2週間の停戦期間中の終戦協議の行方が注目される。第1四半期決算発表はゴールドマン・サックス・グループなど大手金融機関を皮切りに、JPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ、ネットフリックスなどS&P500採用の約30銘柄が発表予定で、決算実績やガイダンスが注目される。市場では6四半期連続での2桁成長が予想されており、原油相場が上昇する中、好決算や強いガイダンスが相場の押し上げ要因となることが期待される。
今晩の米経済指標・イベントは3月中古住宅販売件数など。企業決算は寄り前にゴールドマン・サックス・グループ、ファスナルが発表予定。(執筆:4月13日、14:00)
