NY見通し-底堅い展開か

NY見通し-底堅い展開か

 今晩は底堅い展開か。前日のNY株式相場は続伸。イランのウラン濃縮維持報道による原油高や金利上昇を嫌気して軟調に始まったが、トランプ米大統領がイランとの交渉が「最終段階」にあると述べたことで解決期待が浮上した。WTI原油先物の下落米10年債利回りの低下が好感され、株価の押し上げ要因となった。ダウ平均は一時311ドル安まで下落したものの、引けにかけて買い戻され、276.31ドル高の50285.66ドルで終了。終値での過去最高値を3カ月超ぶりに更新した。ナスダック総合指数も朝安後にプラス圏を回復し、0.09%高と2日続伸して終了した。個別では好決算のIBMが急伸した一方、エヌビディアは利益確定売りに押された。

 

 今晩のNY株式市場は、米株先物市場で主要3指数が揃って小幅に上昇しており、底堅い展開が予想される。今週は米30年債利回りが一時5.19%超と金融危機前の水準まで急上昇するなどボラティリティが高まったが、足元では金利や原油価格が落ち着きを取り戻しつつある。市場では中東情勢の解決期待が根強く、S&P500指数の8週連続上昇など、主要指数が週間でのプラス圏を維持できるか注目が集まる。また、トランプ大統領が次期FRB議長に指名したケビン・ウォーシュ氏の就任式が予定されており、今後の金融政策への手がかりや市場の反応を注視する局面となりそうだ。

 

 今晩の米経済指標・イベントは4月景気先行指数、5月ミシガン大消費者信頼感指数確報値など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:5月22日、14:00)