NY見通し- 米4月PCE価格指数を控え軟調か

NY見通し- 米4月PCE価格指数を控え軟調か

 今晩はPCE価格指数発表を控え軟調か。27日のNY株式相場は上昇した。イランがホルムズ海峡の商業通航を回復させる方針を示したことで原油先物価格が急落し、ダウ平均の押し上げ要因となった。ダウ平均は前日比182.60ドル高(+0.36%)と反発し、取引時間中と終値の史上最高値を更新した。一方、前日に急騰していた半導体をはじめとするハイテク株には利益確定売りが出たため、ナスダック総合指数は0.07%高と小幅な上昇にとどまり、全体として上値の重い展開となった。また、最高経営責任者(CEO)の買収に関する発言が嫌気されたJPモルガン・チェースの下落も指数の重荷となった。

 

 今晩は、連邦準備制度理事会(FRB)が最重視するインフレ指標である米4月個人消費支出(PCE)価格指数の発表を控えており、市場の関心が高まっている。市場予想は前年比3.8%上昇、コア指数は同3.3%上昇となっており、結果次第で今後の金融政策見通しが大きく左右されそうだ。足元では米軍によるイランへの新たな攻撃報道を受けて原油先物価格が1バレル90ドル台に反発しており、株価指数先物は軒並み下落して推移している。個別では、アマゾン・ウェブ・サービスへの巨額投資計画や好決算を発表したスノーフレイクが時間外取引で37%超の急騰となっており注目される。そのほか、週間新規失業保険申請件数などの経済指標や小売り大手の決算発表も材料視されよう。

 

 今晩の米経済指標・イベントは4月個人消費支出(PCE)価格指数のほか、1-3月期GDP改定値、新規失業保険申請件数、4月新築住宅販売件数など。企業決算は寄り前にベストバイ、ダラー・ツリー、引け後にコストコ・ホールセールデル・テクノロジーズなどが発表予定。(執筆:5月28日、14:00)